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ネパール大震災の体験を小平市の大学生登山家が語る

第24回 ゲスト:東京経済学2年生で登山家の伊藤伴さん(小平市在住)

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■■■オープニング■■■

ほぼ全編を東村山市で撮影した映画「あん」を見ての感想を藤江が語りました。

樹木希林さんや永瀬正敏さんら豪華な出演者もさることながら、同市にある国立のハンセン病療養所「多磨全生園」と物語の関わり、そして何より同市の美しい景色が心に残る作品だったとのこと。

ハンセン病への理解という視点だけではなく、映像美や出演者の演技、異なる人同士が関わって行くことの難しさや喜び、そういった意味でも、見る価値のある作品に仕上がっているようです。

ご興味のある方はお近くの映画館にてぜひ!

→「あん」上映映画館一覧(外部リンク)
http://an-movie.com/theater/

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■■■ゲストコーナー■■■

24回目のゲストは、小平市在住の大学2年生・伊藤伴さん。
今年4月からエベレスト登頂の日本最年少記録に挑戦中だったが、4月25日のネパール史上最大の死者(8500人以上)を出した大震災に被災し、このほど帰国しました。

ネパール大震災の体験を小平市の大学生登山家が語る

現地に入ってから5300メートル地点にあるベースキャンプに到着したのが23日。ここまで登るのに約2週間かかったといいます。
25日、そのベースキャンプで地震は起りました。
ベースキャンプ自体も氷河の上にあったので、最初は「氷河が崩れるのか?」といった最悪の事態も頭が過ったそうです。

「その後雪崩が起き、爆風の中心が僕のわずか30メートル横を通り過ぎて行きました。とっさに近くにあった崖の裏側に隠れて何をしのぎましたが、同ベースキャンプでは約20人が亡くなる大きな被害がでてしまいました」と伊藤さん。

現地の状況などから複雑な思いを抱えつつ、下山が決まった時は非常に悔しい思いをしたそうです。
首都のカトマンズに下りてからは、しばらくボランティアをして過ごしました。

記録に関しては、現在日本のエベレスト登頂最年少記録が20歳。伊藤さんは12月に20日を迎えるため、まだしばらくの猶予があります。ですが、「エベレストにアタックできるのは春か秋。資金も800万円かかるし......」。と伊藤さん。資金面もさることながら、体力の調整やモチベーションを上げていきながら、数カ月〜数年のロングスパンで考えるのがエベレスト登頂。現実的な実現性の難しさも滲ませていました。

ですが、「今後もエベレスト登頂にはチャレンジしたい」と意欲をのぞかせるとともに、ネパールのチャリティ活動にも積極的に関わっていきたいとのこと。伊藤さんの目は、すでに次のステージを見据えているようでした。

■東京経済大学(外部リンク)
http://www.tku.ac.jp/

■タウン通信 伊藤伴さん記事
http://www.town-t.com/article.php?i=652



  • 2015年06月18日 Posted byほくほくタイムズ at 16:01 │Comments(0)

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