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巨大な天井画で作品を"装置"にする気鋭の美術家

放送日:11月25日(水)17:30~17:40
パーソナリティ:堀部晨(タウン通信)/藤江亮介(多摩六都科学館)
ゲスト:大小島真木(美術家)

北多摩地域のとれたてほくほくの情報を発信する番組「ほくほくタイムズ」。今回のゲストは美術家の大小島真木(おおこじま・まき)さんです。

大小島さんは東久留米出身の28歳。女子美術大学在学中からペインティング、壁画、映像などで表現活動を行い、自然や生命をテーマにした作品を数多く発表。若手作家の登竜門でもある「ワンダーウォール賞」や「VOCA賞」など、数々の受賞歴があります。

インドやメキシコなどでもグローバルに作品制作を行う一方で、地域の文化発信プロジェクトである「東久留米アートプロジェクト」にも参加している大小島さん。「生まれ育った東久留米のことを考えたかった」との思いから、約350年の歴史を持つ「南沢氷川神社」の拝殿に、東久留米の湧水をテーマにした横幅約5メートルにも及ぶ壮大な天井画(作品名「生きとし生けるものたちの饗宴」)を展示しています。

巨大な天井画で作品を装置にする気鋭の美術家

「天井画を絵として見るというよりは、ここが水源だとか、生まれる直前にいるだとか、そんな風に感じながら、天井を見上げて欲しい。私にとって作品は思考をずらしたり、視野を変えてみせたりすることのできる装置のようなもの。鑑賞するだけで終わるようなものであってはいけないと思っています。この作品が、一人ひとりの想像や思考を広げるきっかけになったらいいですね」

同作品の公開は12月6日(日)まで。普段は入ることができない珍しい空間での作品展示となっているので、お近くの方はこの機会にぜひ足を運んでみてください。また、大小島さんは現在、有楽町の第一生命ギャラリーで個展「鳥よ、僕の骨で大地の歌を鳴らして。」も開催中。こちらは12月17日(木)まで。

▼南沢氷川神社の天井画作品の詳細
http://www.ohkojima.com/z-p-mizu.htm

▼個展情報(ホームページより)
http://www.ohkojima.com/bird-sing.htm


文/根岸達朗



  • 2015年11月26日 Posted byほくほくタイムズ at 12:44 │Comments(0)

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